社会課題の解決に協働して挑みます
サステナブルカンパニーを目指して2021年から『ブルーヴZEROミッションサイクル』をスタートし、新しいリユース・リサイクル事業の構築を行ってきました。SDGs目標12『つくる責任つかう責任』の取り組みでもあります。
今回、当事業の大きなステップとなる、太陽光発電システムを「つくる」「販売する」「リサイクルする」企業3社の鼎談(ていだん)が実現しました。髙松会長の声かけのもと、今後、太陽光パネル・蓄電池の廃棄問題に3社が協働して取り組んでいく、そのプラットフォームづくりにもつながる鼎談です。熱いトークを抜粋してご紹介します。
つくる
ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社
事業推進部 社長室 シニアマネージャー 小野 広弥 様
リユースの国内循環は最大のミッションです
太陽光パネルの製品寿命は30年ほどで、2040年頃には太陽光システムに関する多くの廃棄物が出ると予想されています。
ところが国は、普及のためにFITを先行し、廃棄問題に着手していませんでした。
多くのメーカーも自社でリユース・リサイクルに取り組もうとしていないのが実情です。
しかし私たちは、リユースの国内循環を重要なミッションだと捉えています。
自社品のリユース・リサイクルだけではなく、環境省の広域認定を取得しており、県をまたいで廃棄物の運搬が可能です。
環境省や経済産業省と交渉し、リユース・リサイクルの流れを作る取り組みも行っています。
私たちには住宅の情報がなく、有識者が参加する国の委員会でも住宅の実情は把握できていません。
その点ブルーコンシャスグループさんは住宅に特化した情報をお持ちです。それらの情報から現場のニーズを吸い上げれば対策が打ちやすく、補助金を充てることも可能でしょう。力を合わせて社会課題の解決に取り組んでいきましょう。
リサイクルする
リサイクルテック・ジャパン株式会社
第三工場 工場長 横井 誠 様
貴重な資源が海外に不法に流出しないように
太陽光パネル自体にMSDS(化学物質等安全データシート)や成分表がないため、当社では自費で分析を行い
「この成分なら取り扱える」「今度どうリサイクルしていくか」など、模索しながらリサイクルに取り組んでいます。
太陽光システムがリサイクルできることを知らないお客様が圧倒的に多いのが現状です。
大量廃棄が増加する今後、リサイクル会社が増えてくると考えられます。
それは貴重な資源が海外に不法に流れてしまうリスクでもあり、当社でも再資源化や国内循環に力を入れています。
今後3社で問題解決に向けて取り組めるよう、協力したいと考えています。
販売する
ブルーコンシャスグループ株式会社
代表取締役社長兼会長 髙松 豪
今こそ共に、解決の道筋を探っていきましょう
FIT切れのお客様が1円でも高く売電できる電力会社を探していたり、蓄電池を購入して電力自給に切り替えたりするお客様もいらっしゃいます。
まだ太陽光発電を外したいという声が挙がっていないため、廃棄問題は表面化していないのが実情です。
しかし、問題の解決策が固まっていないからこそ、だれかが取りまとめていかなければなりません。
私たちがやりたいと考えていたところです。
共に道筋を探っていきましょう。