SDGsビーチクリーン活動in奄美大島
こんにちは!
今回、ブルーコンシャスはSDGsの活動の
一環で奄美大島のビーチクリーンイベントに
協賛させていただくことになりました。
奄美大島はこのイベントの前日に梅雨明けし、
当日は気温30℃を超える炎天下の中、
現地の奄美大島にて島の方々と一緒にビーチークリーン活動がスタート。
島に到着してから移動中、綺麗な青い海が広がる景色に感動し、
本当にこんなに綺麗な海のゴミあるのだろうかと始める前は半信半疑でした。
砂浜に打ち上げられたプラスチックゴミ
浜辺のゴミを拾いだしてみると… たった数歩進む度に、次々と見つかるゴミ。
・中身が入ったままのペットボトル
・砂に埋まってしまっているビニール袋
・タイヤ
・綱引きで使うような太いロープ
・海外パッケージの洗剤容器やペットボトル
・プラスチックスプーンや歯ブラシなど生活用品
など、漁網など海で使う道具の他、ペットボトルやレジ袋といった日常的に使うものばかりです。
分別の際には海外パッケージの物もたくさん流れついていました。
現在、世界中でマイクロプラスチックゴミが問題となっており、
毎年約800万トンのプラスチックゴミが海に流出しています。
2050年には魚の量より多くなると予測されている“プラスチックゴミ”は、
一部は紫外線・海流・波の影響を受けることで、
「マイクロプラスチック」と呼ばれる細かい破片となり、
有害物質が付着しやすくなります。
それを鳥や魚がエサと間違えて食べ、その魚を私たちが食べていることで、
回りまわって自分たちに帰ってきているのです。
(参考:国連広報センター「やめよう プラスチック汚染」
(出典:海洋ごみをめぐる最近の動向(環境省)
http://www.env.go.jp/water/marirne_litter/conf/02_02doukou.pdf )
実際に拾って見ると、釣り糸を始め、漁網など海で使う道具の他では
ペットボトルやレジ袋といった日常的に使うものが大半です。
目の前に広がる奄美大島の海と大量のゴミの量との落差はとても衝撃的で、寂しささえ感じました。
海洋ゴミやマイクロプラスチックゴミが与える生態系への影響
例えば、ウミガメが海の中に漂うビニール袋とクラゲと見間違って食べてしまい、
身体に詰まらせて命を落としたり、他の海の生物もエサと間違えて
「マイクロプラスチック」を食べることで炎症反応、摂食障害などにつながる場合があるなど、
プラスチックゴミは生態系を含めた海洋環境への影響が懸念されています。
海のプラスチック汚染問題は、気候温暖化などとともに世界の緊急課題となっています。
世界的に絶滅が危ぶまれるウミガメ「オサガメ」が死んだ状態で捕獲され、
体内からプラスチック製のレジ袋などが2枚見つかったことから海に漂っていた袋を誤飲したとみられる事例もあります。
(出典:朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/ASN6Z5JXHN6ZPTLC013.html )
たった1時間程度でも、畳6畳分ほどの量のゴミが集まりました。
現地の方は「毎日掃除しても、次の日にはなんらかのゴミが砂浜に上がっているよ」と教えてくれました。
このまま海洋ゴミが増え続けたら、海の生物が生きられなくなるし、海水温の上昇による影響出てくるのが確実だと痛感しました。
気持ちを合わせることで芽生えた「チーム力」
参加された年代も様々で大人から子供まで皆さん真剣に取り組む中に、
砂浜が綺麗になっていくころには、互いの緊張も解け、
自然と声を掛け合って大きなゴミも力を合わせて一緒に運ぶ姿や、協力的な場面もたくさんありました。
初対面だった方ばかりなのにも関わらず、「砂浜を綺麗にすること」という同じ目標を持ち、活動をする中で
芽生えた「チーム力」は、本当に素晴らしいなと感動しました。
まとめ
[参加させていただいて気づいたこと]
・綺麗な海を望む一方でゴミに対して無関心だったこと。
・綺麗なところだけしか見ていなかったのだ…と気付いたこと。
・綺麗な海で在る為には、誰かが掃除やそうある為の努力をしてくれていて、
当たり前に見られる景色ではないということ。
・誰かが捨てたゴミは、また知らない土地の誰かが拾っているのかもしれない。
ゴミを出さない工夫や、1分でできるゴミに対するマナーを1人が
「一日にひとつ」やれば、世界は変わっていくことができるのではないか。
ブルーコンシャスの考えるSDGs環境
ブルーコンシャスでは「人権」と「環境」をテーマにSDGsの企業目標として7項目に取り組んでいます。
その中の14番「海の豊かさを守ろう」が今回の活動のテーマとなります。
地球・海・空の青を守るために「ブルーコンシャスに何が出来るのか?」を考える上で、
この奄美大島でのビーチクリーンへの参加は、とてもいい経験で、たくさんの気付きを得ることが出来ました。
この青い海へとつながるように、
弊社でも「青い気持ちを忘れずに」
毎年取り組んでいる2月6日ブルーの日の取り組みにつなげて
周りを巻き込んだ取り組みを行きたいと思いました。
ブルーコンシャスのSDGs→https://blue-c.jp/sdgs/
ブルーコンシャスのブルーの日の取り組みについて→https://blue-c.jp/company/csr/