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SDGs

綺麗な星空を守るために

7月に参加した奄美でのSDGsイベントで、

奄美の魅力の1つにあげられた「星空」

 

奄美大島でのイベント後、綺麗と言われる星空を観察しました。

見上げた夜空には無数の星と天の川が…!

 

 

撮影:ブルーライト奄美オーナー 前田ひかる氏

 

大阪では見ることができない景色に驚きと感動…。

 

それと同時に、「同じ空を見ているのに、同じ星たちが空にはあるのに、

ここまで奄美大島と大阪の空に違いがあるのはなぜなんだろう?」と疑問に思いました。

 

本日はそんな「星空」に注目して、

環境について考えていきたいと思います。

 

 

【目次】

星が見えない原因 光害

光害を減らすためにできる事は?

エネルギーの無駄遣いと環境問題の関わり

 

 

 

星が見えない原因 光害

 

星がよく見えたり見えなかったりする原因の一つは光害

 

光害とは、

“良好な照明環境の形成が漏れ光によって阻害されている状況、

またはそれによる悪影響“

と環境省の光害対策ガイドラインで定義されています。

環境省「光害対策ガイドライン」より引用

 

例えば、街の光で星が見えない事の他にも

・街灯によって農作物が生育不良を起こす

・街灯や防犯灯が明るすぎて眠れない状況を起こす、交通事故の危険性が高まる

・町の光で野生生物への悪影響を起こす

などさまざまなケースがあります。

 

図:環境省 光害について(https://www.env.go.jp/air/life/hoshizorakansatsu/observe-5.html

 

つまり光害は、天体観測への影響だけではなく

植物や動物、人間にも悪い影響を及ぼすものなのです。

 

 

光害を減らすためにできる事は?

 

いろんな方面に悪影響をもたらす光害。

では一体この問題に対して、どのような対策がなされているのでしょうか?

 

環境省からは、対策として

“・光の色や明るさのコントロールが容易で省エネなLEDへの取替え

・必要な場所を適度な明るさで照らすこと

・上空や必要ない範囲まで光が差し込まないようにカバーをつける

・人が来ない時間帯や真夜中には消灯・減光させる“

などが挙げられています。

環境省「光害パンフレット(詳細版)」から引用

 

つまり、光害の対策は必要な光を使わず暗い所で生活するといったものではなく、

人間にとっての利便性も考えつつ、環境への影響も最小限に抑え、

両者のバランスをとっていくことが大切だと定義されているのです。

 

 

エネルギーの無駄使いと環境問題の関わり

 

都会で星が見えない大きな原因の1つとして

光害をあげて説明してきましたが、光害を細かく見ていくと

明るすぎる光、不必要な方向に漏れた光、

電気のつけっぱなし等によっておこるものと考えられます。

 

これらに共通しているのは「エネルギーの無駄遣い」が起きているという事です。

 

日本のエネルギーを作り出す資源のほとんどは化石燃料といわれており、

化石燃料に依存した日本のエネルギー構造は、環境問題にも関わってきます。

なぜなら、温室効果ガスの多くはエネルギー由来の二酸化炭素が占めているからです。

(※参考サイト:経済産業省資源エネルギー庁 日本が抱えているエネルギー問題 https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/energyissue.html

 

日本で取り組んでいく事として、環境を良くしていくには

原因となる二酸化炭素の排出を抑えるはたらきをしていく必要があります。

実際に空気が綺麗になることで空気中のちりなどが減り、

星がきれいに見える環境にも近づくので、

光害の対策の1つとしてエネルギーの浪費を防ぐことも

挙げられるのではないでしょうか。

 

また、今は日本の例をあげましたが、

これはもちろん世界でも言われていることで、

実際にSDGs目標の7番にもあげられています。

 

 

 

ブルーコンシャスの考えるSDGs エネルギー

 

ブルーコンシャスではSDGs目標の7番にあたる

「クリーンエネルギーへのアクセス確保」に繋がる

太陽光発電システムなどの省エネに徹した製品のご提案をさせて頂いております。

 

太陽光など再生可能エネルギーを利用することで、

二酸化炭素の排出量が削減され、地球温暖化の防止に繋がります。

 

元々弊社では東日本大震災をきっかけに、

「災害時のお客様のライフラインになりたい」と

太陽光発電の取り扱いを開始しました。

 

当時、国から再生可能エネルギーの普及推進が呼びかけられており、

太陽光発電システムの普及は環境問題に対しても

良いものだと認められている事もありました。

 

戸建てのお家に太陽光発電システムなどの

クリーンエネルギーシステムが導入されることで、

個人レベルでも環境への配慮・取組みができます。

 

その輪を広げ、日本全体で環境問題と向き合っていくこと、

地球温暖化防止を呼び掛けていく事こそ、

私たちが企業として取り組むSDGsだと考えております。

 

ブルーコンシャスでは、直接街灯などの照明機器を

作っているわけではありませんが、代替エネルギー普及の一役を担い、

奄美で感動した星空を守るために少しでも貢献できることを願っています。

 

 

 

編集後記

 

光害について調べた際に目に留まったのは、

以前のブログでも述べた「SDGsの取り組みとして、

環境を守っていくという事は、人間の活動と環境への影響とで

バランスをとっていくことが大切」ということでした。

 

実際に真っ暗な場所は防犯面から見ると危険な部分もあり、

暗ければいいという訳ではないことも確かです。

 

環境省は、光害対策ガイドラインの中で

“照明の目的は、そこで行われる活動・行為の性格等によって

多様なものが考えられ、地域にとって良い照明環境も、

それぞれに異なったものと想定される“としています。

環境省「光害対策ガイドライン」から引用

 

 

 

 

大阪と奄美大島で見られる星空に違いがあるのは、

大阪の環境の状態がただただ悪いという訳ではなく、

その地域に合った照明環境があるため

ある程度は仕方のない事なのかもしれません。

 

今の私が個人でできることは、使わない電気はこまめに消すなど

光害・エネルギーの浪費につながることをしない生活を送る事です。

 

今までであれば「電気代がもったいないから電気を消そう」という意識だった私。

 

奄美大島の星空を見なければ、「環境のために」「星空のために」

「光害の対策のために」といった気持ちは生まれなかったかもしれません。

 

SDGsは小さなことでもまずは取り組んでいくことが大切です。

 

ブルーコンシャスとしてSDGs活動に取り組むのであれば、

まずは社員である自分の意識から。

 

この気持ちを胸に今後も青い地球の未来のために行動ができるよう努めていきます。

 

 

※ブルーコンシャスのSDGsの取組みはコチラから!

 

 

【参考サイト】

環境省「星空を見よう」光害について

https://www.env.go.jp/air/life/hoshizorakansatsu/observe-5.html

 

環境省 光害対策ガイドライン

https://www.env.go.jp/air/life/hikari_g_h18/index.html

 

経済産業省資源エネルギー庁 日本が抱えているエネルギー問題

https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/energyissue.html

 

環境省 光害パンフレット(詳細版)

https://www.env.go.jp/air/life/hoshizorakansatsu/pdf/H30_hikarigai_pamphlet_detail.pdf